会長挨拶
ランチア・クラブ・ジャパン(LCJ)にようこそ。
LCJは1995年に創立されました。当時はWRC(世界ライー選手権)でデルタが6連覇を達成したこともあり、デルタ人気が最高潮に達した時期でした。最後の限定バージョンの人気がとても高かった事を記憶しています。このようなデルタ人気に支えられ、LCJは設立当初から250人規模の会員数を持つことが出来ました。最近ではフィアットのブランド戦略から新型車に名前だけが残っている状況ではありますが、未だに200名弱の会員がおります。新車のオーナーが順次入会しない状況下で依然として多くの会員がいるのは、それだけ古いランチア車を愛する人が大勢いるという事でもあります。
クラブでは幅広い興味に対応する為に、クラブ活動をクラシコ、モデルノ、スポルトなどの分野に分け、それぞれが独自の活動をしています。主にフルビア(プレフィアット)までの古い年代中心のクラシコ、ストラトス以降の現代車のモデルノ、特にスポーツ性の高い車種で競技を目指すスポルトの3分野に担当理事を決めていますが、会員皆さんの参加については特に枠に縛られる必要はありません。同様に会員は必ずしもランチア車のオーナーである必要はなく、ランチアを愛する人は誰でも入会することが出来ます。夫々の分野の熱心な理事が中心になり企画運営しているものがツーリングであり、デルタカップであり、耐久レースなどへの参戦です。ランチア・ランチは全員参加が建前の年次総会の様なものです。理事、クラブ員の皆さんの熱意に支えられ運営される上記のイベントはクラブの通信手段であるニュースシートにて順次お知らせしていきます。なおニュースシートは紙の発行とウェッブ版があります。入会を考えたら、先ずはLCJ事務局、或は興味がある車種のオーナー、理事などとコンタクトしてみて下さい。パーツの入手先、修理方法、楽しみ方など、あなたにとり参考になる情報が得られるはずです。
ランチア社は1906年イタリア・トリノにヴィンチェンツォ・ランチアにより設立されました。創始者ヴィンチェンツォの車づくりの哲学を忠実に守って世に送り出された幾多のランチア車達。その魅力的な1台と出会ってしまったあなたの感激を是非我々と共有していこうではありませんか。クラブの存在が、そしてあなたの存在がより刺激的に作用しあい、楽しい車ライフを満喫できることを切に願っています。
ランチア・クラブ・ジャパン
会長 星野 茂